藤田整形外科医院

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医療の注意点

診療における注意点について

医療行為の中には、避けられない危険があります。
全てを記載できませんが、ご了解いただきたいことを記載します。

1 薬に対するアレルギー反応

食べ物や蜂に刺されたりして、ショックになることは、ご存知と思います。
薬でも、同じようなことが起こることがあります。
飲み薬、注射のいずれでも可能性はあります。
多いのは、抗生物質、麻酔薬です。
「アナフィラキシーショック」という状態で、
かゆみ、発疹、瞼や唇が腫れる、喉がイガイガする、息切れ、息苦しいなど
様々です。症状が重くなると、血圧が下がって、意識が朦朧となり、
生命に影響することがあります。

アレルギーの経験がある方は、原因物質を認識していただき、
体内に入れないようにしてください。

2 関節内注射による感染の可能性

指先に棘を刺して、化膿した経験はあると思います。
医療行為として、注射を受けたとき、化膿することもあります。
特に関節内注射をして、関節内に化膿を起こすことがあります。
針を刺す前に、消毒をして注射を行いますが、感染を起こす可能性は
ゼロには、できません。
風邪気味など体調が悪いときは、避けた方がよいです。
糖尿病の既往のある方は、血糖コントロールが大切です。

3 注射針による神経損傷

血液検査を行うときに、注射針を血管に刺します。
血管の側には、神経も存在します。
針が神経に近づいても、響くことがあります。
神経に針が触れる、刺さる可能性もあります。
針を刺入し、しびれ、電気が走るような響き、痛みがありましたら、
慌てずに申し出てもらい、針を速やかに抜く対応が必要です。

4 ギプスシーネ固定、ギプス固定後の問題

捻挫や骨折・脱臼、腱損傷などで、副子(シーネ)固定を行うことがあります。
外傷部位は、経過で腫脹が出てきますので、圧迫されて
血行障害や神経障害、筋肉の障害が起こる可能性があります。

血行障害では、指先や足先に動脈血が行かないと、手足の色が白くなったり、
暗赤色になったりします。
筋肉の腫脹では、激痛があり、手足の動きも悪くなります。
→ この場合は、速やかに固定を解除します。
  症状によっては、手術で筋膜切開が必要になることがあります。

静脈では、血栓ができて心臓に血液が戻れないと、手足がむくんできます。
「エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことがあると思います。
血栓が静脈内に流れ出ると、肺の血管に詰まることがあります。
比較的多い症状は、ふくらはぎの張り、痛み、足部のむくみです。
→ この場合は、静脈血栓があるかどうか、検査をします。
  血栓があれば、血栓を溶かす治療を始めます。

血栓が剥がれて、肺に詰まると「肺塞栓」という状態で、
自覚症状として、息苦しい、冷汗、息を吸い込むときに胸痛があります。
めまいや欠神、意識障害がおこり、心停止になることもあります。
→ 自覚症状が出たときは、迷わず救急車の要請をしてください。

肥満、脂質代謝異常(高脂血症)、糖尿病、ガン、経口避妊薬、喫煙習慣、
寝たきり、長時間の座位、ギプス固定などが、危険因子です。
災害での避難所生活でも起こりえます。


予防としては、
・固定した場所を少し挙上する。
・手指、足指、肘、膝など、固定をされていないところは、よく動かす。
・こまめに水分補給をする。 等があります。

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